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ロボットシステム導入コスト
ロボットは単体だけでなく、関連装置と共にシステム内に組込まれた
ロボットシステムとなって初めて機能します。
ロボットシステム構築には機械装置だけでなく、システムの設計や
ロボットの動作教示(ティーチング)などシステムインテグレーション(SI)と呼ばれる一連の作業が不可欠となります。
想定例:① 部品の工作機械への脱着工程
ロボット本体
垂直多関節ロボット
300万円×1台
300万円
ロボット関連装置
ロボットハンド
ロボット架台
40万円×1台
30万円×1台
70万円
ロボット周辺設備
安全柵
製品ストッカー
30万円×1台
30万円×2台
90万円
システム
インテグレーション
関連費
構想設計、リスクアセスメント
詳細設計(メカ、電気制御、ハンド等)
製造組立
設置工事、調整、運搬
安全講習
100万円
200万円
120万円
80万円
20万円
520万円
合計:980万円
※各費用はシステムの要求精度や複雑さによって異なります
想定例:② 部品の工作機械への脱着工程
ロボット本体
400万円×2台
800万円
パラレルリンクロボット
ロボット関連装置
ロボットハンド
カメラ
80万円×2台
120万円×2台
400万円
ロボット周辺設備
コンベア
製函機、封緘機
1,000万円×1式
1,500万円×1式
2,500万円
システム
インテグレーション
関連費
構想設計、リスクアセスメント
詳細設計(メカ、ハンド等)
製造組立
設置工事、調整、運搬
安全講習
200万円
600万円
300万円
200万円
50万円
1,350万円
合計:5,050万円
※各費用はシステムの要求精度や複雑さによって異なります
ロボットシステムの導入効果
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ロボットの活用は人手不足対策という観点だけでなく、作業の効率化や過酷な環境、危険作業からの解放、ロボットならではの可能な高精度な加工、品質の安定化など用途に応じて様々な効果をもたらします。
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貴重な人材を付加価値が高く創造的な業務に充てることができ、全体としての生産性を向上させることが可能となります。
例:車載電子部品加工工程の完全自動化
生産対象の部品では「納入製品の欠陥ゼロ」という極めて厳しい品質を要求される一方で、単純作業の繰り返しを人が行うと作業ミスや作業時間のバラつきが発生するため、どのような手段で品質を安定させながら効率化を実現させることが課題でした。
特に加工機への部品のセットと製品の取出しは付加価値の高い作業とは言えず、また、上記の課題に最も関わるものでした。
ロボットの導入により人手を介さないようにした結果、品質の安定化に加え、作業者都合による設備停止無くなり、生産効率は飛躍的に向上しました。
また、ロボット導入前に当該工程の作業者をより人手が必要な高付加価値の工程に配置したことで、工場全体として大きく生産性を向上させることができました。
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